TOP > ピアジオの基礎知識:戦略
3)戦略
1884年、当初は船舶用品の製造販売をしていたピアジオ社は、港町に設立され大きく成長していった。しかし、創設者のリナールド・ピアジオは、船舶だけに飽き足らず、やがて鉄道車両の製造にも着手。やがて、鉄道、船舶、航空等、輸送機器全般を扱うメーカーとして発展していった。
特に、第一次世界大戦が始まると、急速に必要とされるようになった航空機の開発にいち早く取り組んだ。第二次世界大戦では、大きな被害を受け、ピアジオ社にも危機が訪れた。しかし、エンリコ・ピアジオは、ここで視点を一転させ、国民の生活に目を向ける。ふだんの生活の足となる二輪車の開発に乗り出したのである。しかも、その設計には、ヘリコプターの創始者であるコラディーノ・ダスカニオを設計者として迎え、他社にはないこれまでにピアジオ社が培ってきた航空機の技術を駆使した二輪車を開発したのである。それが、1946年に生産開始された世界に名だたる「ベスパ」である。
ベスパは、独自のベスパブランドとして販売する一方、ピアジオブランドやジレラブランドでも数々のスクーターを世に送り出している。技術開発も怠らず、エンジン供給メーカーとしても高い技術を誇っている。また、アプリリアやモト・グッツィなど、知名度の高い有名バイクメーカーも傘下に収めることに成功。航空機メーカーも傘下に収めるなど巨大メーカーへと発展している。

