TOP  >  ピアジオの基礎知識:沿革

2)沿革

ピアジオ社は、1884年にリナールド・ピアジオによって北イタリアの港町であるジェノア市で設立された。ピアジオ家は、もともと船乗りであったため、当初は、船舶用品の製造を手掛けていた。そこで成功を収めたため、鉄道車両の製造にも乗り出した。さらに第一次世界大戦に入ると、鉄道車両製造で得た技術を応用し、航空機の機体製造にも着手。航空機のエンジンをも開発し、やがて航空機そのものを製造するようになり、鉄道車両と航空機の製造がピアジオ社の中心産業となった。その時に得た鉄鋼加工技術は、のちにベスパをはじめ二輪車の技術に活かされることになる。

その後、第二次世界大戦でイタリアは連合国の攻撃を受け、ピアジオ社の工場も大きなダメージを受けた。そこで、エンリコ・ピアジオは、1945年4月に新規事業として庶民の足となる二輪車の開発に方向転換。ヘリコプターの創始者であるコラディーノ・ダスカニオに、新型二輪車を設計させたのである。そして1946年に生産が開始されたのが、スクーターの代名詞とも言える「ベスパ」。ピアジオ社は、ヨーロッパでも老舗の二輪車メーカーとして君臨することとなったのである。現在は、イタリアの各有名メーカーを傘下に収め、最大手の巨大メーカーとなっている。またスクーターを専門に多くの車種を送り出している。