TOP  >  ピアジオの基礎知識:提携

5)提携

日本企業のダイハツ工業は、1982年代からヨーロッパ向けにハイゼット(S65系)を輸出していた。しかし1985年の円高により、採算の見通しが不安となったため、ヨーロッパでの現地生産という方法を模索していた。その結果、ピアジオ社とイタリアで現地生産をする契約を結び、提携することとなった。

1992年11月に生産をスタート。以後、2002年12月まで軽貨物車の「ピアジオ・ポーター」をライセンス生産している。ダイハツ工業では「ハイゼット」という名称で販売されているものであり、それぞれのブランドで姉妹車として販売されている。2人乗りブラインドバン(ブラインドコンビナート)、4人乗りバン(コンビナート)、3列シート6人乗りワゴン(フルゴン)など3車種のワゴンタイプと、標準デッキ(ピックアップ)、ロングデッキ(ピックアップビッグデッキ)、ダンプ(ピックアップティッパー)と3車種のトラックタイプが設定され、製造されていた(かっこ内は、ポーターのイタリア仕様の名称)。生産モデルは、6代目S80系。エンジンはダイハツ設計の1,300ccとピアジオ独自設計の1,400ccディーゼルの2種で、ディーゼルエンジンは欧州向けモデルのみであった。そのほか機構的には、ほとんど違いのない車体となっている。